学校生活の様子

アイヌ文化Ⅰ(1年生)の様子

 講師に地元平取町二風谷でアイヌ文化の普及に尽力されている関根健司先生をお招きし、1年生の「アイヌ文化Ⅰ」の授業が行われました。 

 授業の導入では、現在多方面で活躍されている娘の関根摩耶さんの映像を視聴しました。「アイヌが人々の『当たり前』になってほしい」という言葉。それは、アイヌ文化が特別なものではなく日常の中に自然に存在し、誰もが個性を尊重し合える世界への切実な願いです。「自分はアイヌを代表しているのではなく、一人の人間として学び続けている存在」という等身大のメッセージは、生徒たちの心に深く響いているようでした。

 後半は、アイヌ語の座学と実践を行いました。日本語にはない独特の音の響きや、カタカナの小文字を使った表記ルールなど、言語としての特徴を学習。関根先生は、「アイヌ語やその文化をきっかけに、自分自身の文化にも興味を持って学んでほしい」と生徒たちに語りかけました。他者の文化を知ることは、自分自身のルーツを見つめ直す大切な鏡になります。

最後には、出席者全員がアイヌ語で自分の名前と出身地を伝える自己紹介に挑戦しました。最初は慣れない発音に戸惑いながらも、最後には一人ひとりが自分の口からしっかりとアイヌ語を響かせていたのが印象的でした。

 授業の締めくくりは、今日学んだ大切な言葉で。

イヤイライケレ!(ありがとうございました!)

「アイヌ文化」の授業がスタート

 記念すべき第1回目の講義にお招きしたのは、北海道大学アイヌ・先住民研究センターの落合研一先生です。憲法学を専門とされる落合先生は、法学・政治学の視点からアイヌ・先住民研究に取り組まれており、今回は「なぜ、私たちはアイヌ文化を学ぶのか」というその意義について、法的な視点から紐解いていただきました。
 講義では、世界における先住民族の定義から始まり、近代国家の成立過程で「構造的マイノリティ」となってしまう背景、そして多数決を基本とする民主制において、マジョリティ(多数派)側がマイノリティの文化を理解し、守ることの責任についてお話しいただきました。
 生徒たちは、最初から最後まで真剣な眼差しで耳を傾けていました。「ただ教わる」のではなく、学ぶ理由を自分たちの中にしっかりと落とし込んでからスタートできたことは、今後の学習において大きな糧となるはずです。
 学問の枠を超えた多角的なアプローチに触れ、アイヌ文化を学ぶことの大切さを再確認できた、素晴らしい学びの幕開けとなりました。

 

授業参観&PTA・体育文化後援会総会

 4/18(土)の5・6時間目に各学年の学級担任による授業参観および令和8年度PTA・体育文化後援会総会が行われました。

 全校生徒53名に対して保護者等の参加者30名以上(現地・zoom参加)になり、お子様を熱心に見守るご家庭が多く、大変心強く感じております。

 全国募集した生徒・家庭に対応できるよう、平取高校では総会をハイブリットで開催し、学校を盛り上げてまいります。

 

 

授業の様子(体育&英語)

 1年生は「英語コミュニケーションⅠ」の授業でした。本校ではネイティブスピーカーの講師と日本人教員によるチームティーチングを取り入れ、生きた英語に触れる機会を大切にしています。この日は英語での自己紹介に挑戦しました。生徒たちは「好きな食べ物」や「行ってみたい場所」など、提示された項目から自らトピックを選択。スピーチ後のネイティブ講師からの質問にも、皆リラックスした様子でスムーズに受け答えをしており、積極的に伝えようとする姿勢が大変立派でした。

 本校では3年間を通して「英語で表現する力」を育んでおり、その大きな目標となるのが2年生で実施されるハワイ研修です。研修では、現地の先住民の方々との交流や、高校生活の紹介、そして平取で学んだアイヌ文化についてのプレゼンテーションを英語で行う予定です。日々の授業での積み重ねが、異文化を繋ぐ大きな力へと変わっていきます。世界へ視野を広げ、自らのルーツを自分の言葉で発信できるよう、これからも共に歩んでまいります。

2年生は体育の授業が行われました。

舞台となったのは、本校自慢の広大なグラウンドです。この日は天候にも恵まれ、背景に広がる山々の絶景や、春を告げる鳥のさえずり、そして鮮やかに咲き始めたツツジなど、平取の豊かな自然を五感で楽しめる時間となりました。

生徒たちは澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みながら、開放感あふれるフィールドで元気に汗を流して

いました。こうした恵まれた環境の中で、仲間と共に心身を健やかに育んでほしいと願っています。

平取高校では、この素晴らしい自然も教育の大切な要素として活かし、生徒たちの心豊かな成長を支えてまいります。

HR役員選出

 各クラスでは、今年度の活動を支えるHR役員の選出が行われました。
 入学したばかりの1年生は、互いに緊張感がありながらも、積極的に立候補の手が上がりスムーズに決まっていく姿が印象的でした。一方、2・3年生はこれまでの信頼関係を土台に、互いの適性を考えながら対話を通じて慎重に選出を進めていました。特に3年生からは、最高学年として学校を牽引しようという力強い自覚が感じられました。
 本校には「地域みらい留学」制度を利用し、全国各地から集まった生徒たちが在籍しています。育った環境や風土が異なる仲間との生活は、「自分の当たり前」が他者のそれとは異なるかもしれない、という気づきを与えてくれます。
 役員選出という身近な場面でも、単に役割を決めるだけでなく、対話を通じて互いの違いを尊重し、自らの視野を広げていく。そんな平取高校らしい「共生」の学びを、今年度も大切に育んでまいります。