「アイヌ文化」の授業がスタート

 記念すべき第1回目の講義にお招きしたのは、北海道大学アイヌ・先住民研究センターの落合研一先生です。憲法学を専門とされる落合先生は、法学・政治学の視点からアイヌ・先住民研究に取り組まれており、今回は「なぜ、私たちはアイヌ文化を学ぶのか」というその意義について、法的な視点から紐解いていただきました。
 講義では、世界における先住民族の定義から始まり、近代国家の成立過程で「構造的マイノリティ」となってしまう背景、そして多数決を基本とする民主制において、マジョリティ(多数派)側がマイノリティの文化を理解し、守ることの責任についてお話しいただきました。
 生徒たちは、最初から最後まで真剣な眼差しで耳を傾けていました。「ただ教わる」のではなく、学ぶ理由を自分たちの中にしっかりと落とし込んでからスタートできたことは、今後の学習において大きな糧となるはずです。
 学問の枠を超えた多角的なアプローチに触れ、アイヌ文化を学ぶことの大切さを再確認できた、素晴らしい学びの幕開けとなりました。